End day【短編】


『これが
運命やったんやね。』



離したくない。

心が悲鳴をあげた。





誠也はそっと私から
離れて
また『大事な子や』

と、言った。











帰り道。


あたしは一人、
誠也が吸っている
タバコを買った。





同じ…匂い、誠也と────
< 8 / 10 >

この作品をシェア

pagetop