人形の妹と王子の兄

「…泣いてるのか?

一体何が…今、

君たちがいるホテルにいるんだ」

「え!?」

「隼人から聞いたんだ」


そしてよく声が聞こえてしまうから、

何でだろうと思ったの。


そしたら私の前に男の人が立っていて、

頬が触れられた。


「久しぶり、可憐」


「圭…くん…?」


「あーよしよし…、

そんなに泣いてどうしたんだ…」
< 147 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop