人形の妹と王子の兄

―――


化粧した妹。


目を奪われてしまった。

自分の家族と思いたくなかった。

心の底からな。


「…じゃ、行ってくるね!」


可笑しいと思ったんだ。


可憐は馬鹿だから、メイクの練習しただけ、

それだけならいいんだが、


前言っていた言葉を思い出した。

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