人形の妹と王子の兄

『おい、圭』

「何、また変な質問なら切るぞ」


すると突然、

可愛らしいソプラノの声に変ったんだ。


『…圭…くん…?』


「可憐っ!?」


やっぱり可憐は泣いてた。

酷いことをしてしまった、

今さらの後悔なんて言い訳できない。



『……よかった…圭くん…無事なんだよね…』
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