ＢＬＵＥ ＨＥＡＲＴ

リーフは赤紫色の綺麗な髪の毛をしている。
大人っぽく、ストレートで長めの髪を垂らしていた。


右の目は前髪を垂らして、周知されないようにしていた。


消えない痣は、悲しみを呼んでしまうから。


それでも、美人な顔立ちは引き立ったし、可愛らしい子供だった。


『結婚って何？』


また先程と同じように、首を傾げては、聞いた言葉を俺に聞いてくる。


『……好き合う男女が、生活を共にすること…かな』


我ながら下手くそな説明だった。
そんなこと、哲学者に聞いてくれ…きっと詩的な言葉で説明してくれるさ。


『じゃあ、キスは？』


『リーフ、何処でそんなことを聞いてくるんだ？』


『ん…ナディがね、男の人達と話している時にねお酒飲んでるおじさんが話してくれたの』


そういうのを、世の中では絡まれたと言う。
まぁ、気にした所で終わったことだが。