BLUE HEART
ナディ②
俺は一人、夜の町へと歩きだした。
といっても、歓楽街があるわけではない。勿論、酒場へといくつもりだ。
仕事は選べない。
とりあえず、今は目の前のことをしようと思うから。逃げようと思えば、リーフと二人軽くにげられる。
いつだって、違う町にいくことはできた。
けれど、しばらくこの町にいたいと思ったのは偶然なんかじゃなかった。
きっと、運命だったと思える日がやって来ると思う。
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ナディ②