BLUE HEART
『…っ怒るなよ〜。悪かったって』
急にキースはペコペコし始めた。
そして勝手に俺の隣りに座る。
『暑いから、離れろ』
俺とキースの距離は20cm弱。
気温は暑く、風がないと快適な生活は送れない。
隣りに座られるのは、好きではなかった。
特に、コイツからは。
だいたい、一人になりたくてココにいるのだ。
仕事内容すら話さない奴になんて、心を許すことなど出来ない。
けれど、見当はついていた。
俺も独自の情報網を持っている。それに、街の様子や情勢をみればおのずと分かってくる。