BLUE HEART
マスターの手伝いをするようになって、気持ちが楽になった。
以前は全てをナディに頼りきりで、申し訳ない気持ちがあった。
今は少しだけ、自分も仕事をしてるって感じがする。
足引っ張りじゃないかもって、思えるから。
『リーフちゃん、またご飯食べにおいで』
あたしがマスターの所にいると、隣りの酒場の女主人が来ていた。
気立ての良い女性で、あたしは慕っていた。
あたしのことをよく気を遣ってくれる。