私の好きな人は好きな人がいました
覚悟
なんて、決めたはいいけど、
タイミングがつかめない。
だって、葵はさっさと帰ろうとしてるから。
でも、そんなことで戸惑ってなんていられない
言わなきゃ、だめだ。
スー
ハー
大きく深呼吸して、
「葵!」
叫ぶように呼んだ。
「なに?」
葵は少し優しく言って振り向いた
昔の葵だったら、冷たく言い放ってたんだろうね
変わったね、葵…