君が好き
次の日も学校に行くと


いつも通り祐斗の周りに人だかり


その中の1人が私と真那の方へやって来た



「あのさ…


話があるんだよね…」



声をかけてきたのは


綾川 香織(あやかわ かおり)ちゃん


女子力が高くて、女子の私が見てもかわいい



「あのね、私 神崎くんのこと好きなの


美都ちゃん神崎くんと小学校から一緒でしょ?


それに真那ちゃんの彼氏 翔吾くんだし…


だから協力して欲しいの‼︎


だめ…かな?」



こんなかわいい子に上目遣いで頼まれて


私は返事ができなくなってしまった


私が黙ってしまっていると


真那が私より先に返事をした



「ごめん


応援はするけど協力はできないかな…


そぉゆうのちょっと違うと思うからさ(笑)」


「そっか…


そぉだよね‼︎真那ちゃんの言う通りかも


私 自分でがんばってみるね‼︎」



香織ちゃんはそう言うと


笑顔で私たちの前を去って行った
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