百回目のキス










「良かったら、わたっ」







慌てて自分の口を押さえる。








何また、変なこと口走ろうとしてんのよ。









「ははは!もうやめてよ…」






ほら、先生お腹抱えて笑っちゃってるじゃないの。





私のバカ。







「君のこと、好きになっちゃうから…」







「え、」





「ごめん。今の…無かった事に」








「なんでですか。」









急に口調がきつくなった私にびっくりした彼だが、すぐ私の問に答えてくれた。











< 9 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop