真白な彼女
『御注文はございますか?』
可愛いウェイトレスさんだった。
まだ高校生くらいじゃないかな。
顔小さい。
『じゃあ私はホットコーヒーを下さい。』
『僕も同じで大丈夫です。』
『かしこまりました。』
ウェイトレスは注文を聞いて去って行った。
いや当たり前なんですけどね。至極当然なんですけど、こちらの事情に合わないって言うか、予想してた物と違う。
てっきり月見里君が身を乗り出してあのウェイトレスに食い付く画がしっかりイメージ出来ていたのに。
月見里君は私の方を向いていた。
真剣な眼差しで。
胸を見ていました。