真白な彼女
短い冬休みが終わり、今日この頃。
私はサークルに顔を出していた。
サークルで使っている部屋には小鳥遊さんはいなかった。
さて、どうしよう。電話してみようかな。
私は小鳥遊さんにサークルを口実に電話を掛ける事にした。
お掛けになった電話番号は、現在使われておりません。電話番号をお確かめになった後、もう一度お掛け直し下さい。
………。
私はサークル仲間や友人を介して小鳥遊さんの情報を集める事にした。
数日経過
冬休みが終わってから一週間が経ったが、小鳥遊さんは現れ無かった。
『月見里君…小鳥遊さん大学に来ないつもりなのかな…?』
私達はファミレスに来ていた。
『小鳥遊について誰も詳しく知らない事がほとんどだ。白石が調べたのもほぼ同じ情報ばかりだな…。』
『学校に来ないと言うよりかは来れない方が正しかったりして。』
『それはあり得るな、金を請求されているのであれば尚更、可能性が高い。要するに、アルバイトをしているのだろう。』
『1番、自然な考えだよね。とりあえず大学に来ない、電話も繋がらないんじゃ、家にでも行くしか無いと思うけど。』
『そう…だな。あまり気が進まないけどそうするしか無いよな…。』
月見里君は少し嫌そうな顔をしていた。