真白な彼女
私達は、小鳥遊さんと一緒にファミレスへ戻った。
『あの…お話しって言うのは…?』
『そうだな…っていうか久しぶりじゃないか小鳥遊。アルバイトやってるんだって?さっき家に行って聞いたよー。携帯も繋がらないし、心配したんだぞー』
『あっ…あの、ごめんなさい』
月見里君は、笑顔だが、小鳥遊さんは凄くオドオドしている。
『白石も心配して一緒に来てくれたんだ。なぁ?』
『うっ…うん!そうだよ!大学始まってから全然見なかったから。皆も心配してるよ?』
急に話を振るからビックリしてしまった。
『そう……だよね…。ごめんなさい』
『何か大学であったのか?』
『違うよ!そういうわけじゃ無いの…』
『ならどうして来ない?辞めるつもりじゃないだろう?』
『ちょっと…訳があって…。でっでも大丈夫!大学はちゃんと行くから』
『無理だろ。お金はどうするんだ?』
小鳥遊さんの顔が青ざめた。
『え?……お金って…何で…?』
『小鳥遊…お前、ゆすられてるだろ』