真白な彼女
と、ふざけている間に小鳥遊さんが外を横切った。
『おっ来たきた』
ファミレスのドアが開き寒気が中に侵入する。
『ごめんなさい。お待たせしました』
小鳥遊さんは一礼して、申し訳なさそうな顔をしていた。
『大丈夫だょ。それより外、寒かったでしょ?小鳥遊さんも何か飲んで温まりなよ』
『とりあえず座ったらどうだ?立ち話はお断りだぜ』
月見里君はニコッと笑った。
『そうですね。ごめんなさい。それじゃあ失礼します』
小鳥遊さんは月見里君の横に座ってしまった。
ん?間違えました。
小鳥遊さんは月見里君の隣に座った。
ですね。
『それで、どうだったんだ小鳥遊』