真白な彼女
………………。
ファミレスに到着。
なんとか間に合った。
月見里君はまだ来ていないみたいだ。
私は1人ファミレスの中で待つ事にした。
10分後月見里君到着。
『ごめん待ったか?』
そう言うなり席に着席した。
『私もさっき着いたばかりだよ』
『そっか、いくら真面目な白石でも一駅離れた家から、走って自分が言った時間をしっかり守るなんて事流石に無いよな。まぁ僕の家からは此処までバスで30分ぐらいだから平気だったけど白石の家からじゃ厳しいだろう?言い間違えただけなら掛け直せば良かったのに、まぁでもフランクな付き合いだ、少し時間に遅れたって僕は気にしないし、わざわざ律儀に時間を徹底徹尾に完遂する様な間柄では無いもんな。むしろそうであれば僕は悲しい。仲の良い友達と思っていたのはまさかの上司でした、みたいな?ルールは守らないと行けないと思うし、有る程度の教養は必要だ、ただそんな社会の規律の中で、間違えを起こさない枠内で友達としてのルールが在っても良いいんじゃないか?白石が少しでも遅れてブーブー言う様な友人がいたら僕がぶっ飛ばしてやる。まかせろ白石!』