真白な彼女

回想

母は私が中学生の頃に他界しました。
中学1年生の頃です。
私の母は、病気で通院しながら毎日の家事をこなしていたのを覚えています。
その頃の私は母の病気の事は詳しく教えられていなかったのです。
母との思い出はとても良い物で凄く良くして貰ったのが印象に強いです。
あの時の私は少し我儘だったな、お母さんに迷惑を掛けていたと思う。
買い物を一緒に行って食べたい物をおねだりしたり、ご飯を作っている最中に作り方を教えて貰ったり。
お母さんにはとても甘えてた。
母は最期まで私に苦しい姿を見せなかった。
眠る様に逝った。
大好きなお正月に。


回想終