真白な彼女

小鳥遊さんは相手の方へ深々と頭を下げていた。

『お久しぶりです、太宰さん。待たせてしまってごめんなさい』
『ふむ、いやよしてくれ。今言っただろう?お前は悪く無いと。別にそう言うつもりで言った訳じゃ無いんだ。なかなか俺もこの仕事上、お客も少ないんでね。退屈な毎日なんだよ』
『そう…なんですか?』
『退屈は人を殺す。言うだろう?まぁ、俺なんかは人との接点が特に無いから話すことも貴重なんだよ。まぁ、人とコミュニケーションを取るのはあまり得意な方では無いがな。』

相談屋なのに?

私は心の中で色々つこっみが浮かんで来てしまう。
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