真白な彼女

『こちらのお二人は私の友人です』

小鳥遊さんがとりあえず答えた。
真剣な表情で相手を見据えている。

『そうか。客ではなさそうだな、では何しに？あぁ、そうか。立会人でも付けたかったのかな？どうやら私は信頼されて無いらしいな。小鳥遊』
『えっと…そう言うことではなくて』
『俺はぁ…特に昔から信頼されるような奴では無かったからなぁ。勿論だがお前のその対応は正しい。幼い頃から言われて来ただろう？怪しい奴の言うことは聞いてはならないんだ』

私も本当にそう思う。私が小鳥遊さんと同じ立場だったら話を聞いていただろうか？
私はどうしていだだろう？
大切な友達を助ける為に身を犠牲にすることが出来るのかな？