花とミツバチ
7.いつか
ー…
眩しい日差し、あたたかな朝
「…ん…」
目を覚まし、半分だけ開いた目で見上げればそこにはいつも通りの白い天井。
(あー…なんか、幸せな気分の朝…)
心なしか、ベッドも温かく感じる…。
起きようか、でも眠い、そうまだうとうととしながら寝返りをうつ。すると隣に眠っているのは、夢にまで出る愛しいその人。
「…すー…」
「!!?」
その寝顔に驚き、目も一瞬で覚めた。
なっ、なっ…なっ…!!
何で藤田先輩がここに…!!?
思わず自分の格好を確認するが、ちゃんと服を着ているあたり間違いなどはなかったらしい。