花とミツバチ



一心に愛を伝える彼にこんなことを言うのは、最低かもしれない。

だけど汚れた私の手には、あなたの手を引く資格はないから。





「あの子の方が、千葉くんに似合ってる…」





いっそ嫌いになって、くれればいい





「…、」



呟きながらパソコンに向き直そうとする私に、彼は私の腕をグイッと引っ張りそちらを向かせる。



「…それが、告白の答え?」

「……」





痛い、





「俺の気持ちを散々知ったうえでの、答え?」





腕が、瞳が





「…そうって、言ったら?」





痛いよ





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