花とミツバチ







「はぁ!?何その展開!!」

「……」



その夜、レストランで一緒に食事をしていた友人・樹里は、先日の出来事を説明した私に驚きの声をあげた。



「いやー…私もびっくりしてる」

「びっくりでしょ!何がどうなったらそんな話になるわけ!?」

「さー…?」



グラスに入ったお茶を飲みながら首を傾げると、樹里は私以上に驚きパスタを巻いていたフォークを一度置く。


自分の状況整理のため、そしてどうするべきかを考えるため、長い付き合いの友人である彼女に相談がてら話をしたわけだけれど…この反応から見るに、あまり話にはならなそうな気もする。


< 31 / 261 >

この作品をシェア

pagetop