花とミツバチ



「入ってまだ一年経たない23歳でさ」

「3つ下!あー、微妙に幼く感じる!」

「背は高いんだけど、見た感じ細めでガリガリで色白」

「やっぱ男は少しガッチリしててほしいよねー。あと健康的に焼けててほしい」

「髪はふわふわの癖っ毛で、目がくりっとしてる仔犬系…」

「うわー!レベル高いけどとことん好みと真逆ー!」



なぜか悔しそうに言う樹里に、そうなのよ…とグラスをテーブルへと置いた。



彼の気持ちと向き合えない理由。それはそもそも、彼のようなタイプが恋愛対象に入らないから

それと


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