『※ BLではありません。』
Chap.4
膝で眠る桐。
その頭を細く柔らかそうな手が優しく撫でている。
俺はそれを、ぼうっと見つめていた。
桐は、小さい時からあいつにべったりだった。
叔母さんが入院してからは特にそうだ。
あいつもあいつで何だかんだ面倒見がいいから、桐のあいつに対しての甘えモードは改善しない。
まぁ、まだ小学生だし仕方ないのかもしれない。
けど、
なんだか嫌な予感するんだよな。
叔父さんも亡くなって、
桐の拠り所があいつだけになって、
そうしたら、
なんか、
もう……