彼氏は11才!?
第1話 孤独の少年
第1話 『孤独の少年』
羽咲白雪[うさきしらゆき]
16歳。高校2年生。
私の家族は一つ年下の弟・正宗[まさむね]と元プロレスラーの母・純子[じゅんこ]、銀行員の父・忠一[ちゅういち]の4人家族。
母の元職業以外は至ってごく普通の家族だ。
だが、それは一本の電話によって変わる。(主に私の人生だけ)
土曜日の昼下がり、私はいつものようりリビングで怠けて屁をこいていた。
「くっさ!!何食ったらこんな臭いになるんだよ!!内臓腐ってんじゃねーの!?」
「腐ってんのは頭ン中だよ」
「自分で言うなよ」
呆れる正宗に目もくれず、私はひたすら菓子を食い続けた。
気にするようなことでは無い。
屁なんて誰でもこく。
お前の大好きな歌手だって、自分を妖精だとぬかすアイドルだって屁くらいするだろうよ。
メタンガスで大気汚染するのが人類というもの。
人類は正に地球の害虫だ。
「そんなんだから彼氏が出来ねーんだよ」
「6股してるアンタよりはマシですぅ。女の敵め。チン毛引き抜くぞ」
「みんな合意の上ですー。モテないからってひがむなよ、ダメ女」
羽咲白雪[うさきしらゆき]
16歳。高校2年生。
私の家族は一つ年下の弟・正宗[まさむね]と元プロレスラーの母・純子[じゅんこ]、銀行員の父・忠一[ちゅういち]の4人家族。
母の元職業以外は至ってごく普通の家族だ。
だが、それは一本の電話によって変わる。(主に私の人生だけ)
土曜日の昼下がり、私はいつものようりリビングで怠けて屁をこいていた。
「くっさ!!何食ったらこんな臭いになるんだよ!!内臓腐ってんじゃねーの!?」
「腐ってんのは頭ン中だよ」
「自分で言うなよ」
呆れる正宗に目もくれず、私はひたすら菓子を食い続けた。
気にするようなことでは無い。
屁なんて誰でもこく。
お前の大好きな歌手だって、自分を妖精だとぬかすアイドルだって屁くらいするだろうよ。
メタンガスで大気汚染するのが人類というもの。
人類は正に地球の害虫だ。
「そんなんだから彼氏が出来ねーんだよ」
「6股してるアンタよりはマシですぅ。女の敵め。チン毛引き抜くぞ」
「みんな合意の上ですー。モテないからってひがむなよ、ダメ女」