彼氏は11才!?
「最終手段?」
「最初は知子さんのところに預けようとしてたらしいけど、紅一郎君が嫌がって放火しようとしたらしい」
まさかの放火…!?
何てガキだ!!
「一緒に連れて行けば仕事の邪魔になるとか何とか言ってウチに連れて来たんだよ。我が子を邪魔だなんて言うなんてねぇ…父さんは信じられないよ」
そういえば私達が父さんを邪魔だと言って蹴っても父さんは一度も私達を邪魔だと言ったことは無かった。
ハゲてようと猿顔だろうと父としては立派だと思う。
「母さんの両親も亡くなっているし、清彦君の奥さんの両親も亡くなってたから、仕方なく紅一郎君を母さんのところに連れて来たんだ」
随分と虫の良い話だな。
生きてたら関節技キメてやるのに。
ん…?待てよ。
確か、正宗は清彦おじさんと奥さんが事故死したって言ってたよね。
じゃあ、紅ちゃんは?
あれ…あれれ。
まさか まさか まさか まさか まさか。
紅ちゃんはお星様に?
「はい、分かりました…明日にはお伺いします」
電話なのに頭を下げる母。
何で年を取るとアレをやっちゃうんだろう。
父さんなんて電話なのに全力で土下座してたからね。
「最初は知子さんのところに預けようとしてたらしいけど、紅一郎君が嫌がって放火しようとしたらしい」
まさかの放火…!?
何てガキだ!!
「一緒に連れて行けば仕事の邪魔になるとか何とか言ってウチに連れて来たんだよ。我が子を邪魔だなんて言うなんてねぇ…父さんは信じられないよ」
そういえば私達が父さんを邪魔だと言って蹴っても父さんは一度も私達を邪魔だと言ったことは無かった。
ハゲてようと猿顔だろうと父としては立派だと思う。
「母さんの両親も亡くなっているし、清彦君の奥さんの両親も亡くなってたから、仕方なく紅一郎君を母さんのところに連れて来たんだ」
随分と虫の良い話だな。
生きてたら関節技キメてやるのに。
ん…?待てよ。
確か、正宗は清彦おじさんと奥さんが事故死したって言ってたよね。
じゃあ、紅ちゃんは?
あれ…あれれ。
まさか まさか まさか まさか まさか。
紅ちゃんはお星様に?
「はい、分かりました…明日にはお伺いします」
電話なのに頭を下げる母。
何で年を取るとアレをやっちゃうんだろう。
父さんなんて電話なのに全力で土下座してたからね。