彼氏は11才!?
第5話 ☆海水浴パニック☆
第5話
『☆海水浴パニック☆』






先日の虎撃退の一件(第4話参照)で私の高校生活は更に荒んだ。


教師達には目が合うだけで謝られ、生徒達はエイリアン(地球外生命体)を見るような目で私を見やがる。



完全に人類では無いとみなされているらしい。



どうして私だけが化け物扱いをされなければならないのだろう。




極真空手の創設者である、故・大山○達さんは素手で牛を即死させてるんだぞ。(実話)
それも一発で。

余談だが、大山氏は熊と素手で格闘しようとしたが動物愛護団体より禁止命令が出たために挑戦を断念したという逸話がある。




ちくしょう。

私は自分の身を守っただけなのに何という扱いと差別だ。




私が席を立てば何故だか教室中の話声がやみ、全員が目を合わせまいとうつ向く。


不愉快極まり無い。



私だって他の子みたいにキャッキャッはしゃぎながらお話したいのに。



なのに、教師すら私に話かけてこない。




余りにも無視されるので今年の春に一度だけメイド服で登校してやったことがある。

どうなったかって?
勿論、フルに無視されたよ。
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