彼氏は11才!?
「…というか、お前…いつまで白雪の手を握っている気だ?」
幻弥を睨む紅ちゃん。
「幻弥。いい加減に離してくれない?」
不倫がどうのとかの会話ですっかり興奮してしまった幻弥に力一杯握られている為、私の手の色が変色してしまっている。
本当は関節技でもキメてやりたいが、喜ばせるだけなので止めておこう。
「離して欲しかったらやることがあるだろう?頭突きとか蹴りとか」
「では私が」
「ふぉ!!」
乃薔薇ちゃんの蹴りが幻弥の背に炸裂。
だが、背後からの蹴り。
無論、前に居る私に幻弥が倒れてくる形になる。
「げ…ッ!!」
とっさに逃げようとするが、いまだにガッチリと幻弥に手を掴まれている為に逃げられない。
このままでは幻弥に押し倒されてしまう…!!
と、その時。
横から紅ちゃんの小さな手が伸び、私の手を掴んでいる幻弥の腕を掴んだ。
そして。
「はふぉん!!」
耳障りな奇声を発しながら幻弥だけが倒れた。
こ、これは…!!
小手返し!!
説明しよう。
小手返しとは、相手の片腕を取り、相手の肘と手首の関節を相手の後ろへと折り畳むようにして相手を倒す合気道の技だ。
幻弥を睨む紅ちゃん。
「幻弥。いい加減に離してくれない?」
不倫がどうのとかの会話ですっかり興奮してしまった幻弥に力一杯握られている為、私の手の色が変色してしまっている。
本当は関節技でもキメてやりたいが、喜ばせるだけなので止めておこう。
「離して欲しかったらやることがあるだろう?頭突きとか蹴りとか」
「では私が」
「ふぉ!!」
乃薔薇ちゃんの蹴りが幻弥の背に炸裂。
だが、背後からの蹴り。
無論、前に居る私に幻弥が倒れてくる形になる。
「げ…ッ!!」
とっさに逃げようとするが、いまだにガッチリと幻弥に手を掴まれている為に逃げられない。
このままでは幻弥に押し倒されてしまう…!!
と、その時。
横から紅ちゃんの小さな手が伸び、私の手を掴んでいる幻弥の腕を掴んだ。
そして。
「はふぉん!!」
耳障りな奇声を発しながら幻弥だけが倒れた。
こ、これは…!!
小手返し!!
説明しよう。
小手返しとは、相手の片腕を取り、相手の肘と手首の関節を相手の後ろへと折り畳むようにして相手を倒す合気道の技だ。