彼氏は11才!?
「その蛆虫を見るような目がたまらない…!!」
「ハンッ、蛆虫だと?貴様に生物の称号など与えてやるものか。空中に漂う塵で十分だ。誰の目にも留まらず、無様に彷徨うがいい」
あぁ…そんなことを言ったら幻弥が喜ぶだけだよ、紅ちゃん。
「あらまぁ、兄さんったら楽しそう」
「ぁわゥ!?」
いきなり耳元で響いた声に思わず悲鳴を上げる私。
そして私の悲鳴にうっとりとする乃薔薇ちゃん。
いつの間にこんな真横に移動しやがったんだ…!!
「さぁ、私達も楽しみましょう?」
「遠慮します!!」
「めくるめく快楽の世界に誘って差し上げます」
「嫌だって言ってるでしょうがァ!!」
思わずミドルキックを繰り出すが、やはり空手部主将。
あっけなく受け止められてしまった。
「ふふ…抵抗されると逆に燃えますよね。勝ち気な子を抑え付けた時の優越感がたまらない…」
「簡単に私が負けるとでも?」
幻弥を踏み付けるのに夢中の紅ちゃんの背後で乃薔薇ちゃんと対峙する私。
手加減をして勝てるような相手では無い。
正に一触即発…と思った時。
玄関のドアがガチャリと開いた。
入って来たのは母さん。
「ハンッ、蛆虫だと?貴様に生物の称号など与えてやるものか。空中に漂う塵で十分だ。誰の目にも留まらず、無様に彷徨うがいい」
あぁ…そんなことを言ったら幻弥が喜ぶだけだよ、紅ちゃん。
「あらまぁ、兄さんったら楽しそう」
「ぁわゥ!?」
いきなり耳元で響いた声に思わず悲鳴を上げる私。
そして私の悲鳴にうっとりとする乃薔薇ちゃん。
いつの間にこんな真横に移動しやがったんだ…!!
「さぁ、私達も楽しみましょう?」
「遠慮します!!」
「めくるめく快楽の世界に誘って差し上げます」
「嫌だって言ってるでしょうがァ!!」
思わずミドルキックを繰り出すが、やはり空手部主将。
あっけなく受け止められてしまった。
「ふふ…抵抗されると逆に燃えますよね。勝ち気な子を抑え付けた時の優越感がたまらない…」
「簡単に私が負けるとでも?」
幻弥を踏み付けるのに夢中の紅ちゃんの背後で乃薔薇ちゃんと対峙する私。
手加減をして勝てるような相手では無い。
正に一触即発…と思った時。
玄関のドアがガチャリと開いた。
入って来たのは母さん。