彼氏は11才!?
「さて…まずはどこを探しましょうか」
「お腹が減ったから給食室に行こう。残飯が残っているかも知れない」
「お弁当だよ。今朝、母さんが作ってたから」
「ガッデム!!」
「兄さん、うざい」
「あっ。僕、ジンギスカンキャラメル持ってますよ」
「「「いらねーよ」」」
エミリオ先生が差し出してきたジンギスカンキャラメルを私達が拒否している横で、何かを考え込むように黙っている正宗。
「どうしたの?正宗」
「やっぱり誘拐かもしんねーぞ」
「まさか。ウンコして戻るのが恥ずかしいからどこかに隠れてるだけですよ。私にも似た経験がありますから」
「もしそうならいいけど…この学校の生徒を誘拐するのって外だと難しいけど校内だと簡単じゃね?」
言われてみればそうかも知れない。
通学区域が広いこの学校の通学には送迎バスというものがあり、家の前まで迎えが来るという素敵で傲慢なシステムがある。
今朝、我が家の前にも来たからね。
家の前まで送迎してくれるということは登下校の間に誘拐するのは不可能に近い。
日常生活で誘拐するという手もあるが、それはリスクが大きいだろう。
「お腹が減ったから給食室に行こう。残飯が残っているかも知れない」
「お弁当だよ。今朝、母さんが作ってたから」
「ガッデム!!」
「兄さん、うざい」
「あっ。僕、ジンギスカンキャラメル持ってますよ」
「「「いらねーよ」」」
エミリオ先生が差し出してきたジンギスカンキャラメルを私達が拒否している横で、何かを考え込むように黙っている正宗。
「どうしたの?正宗」
「やっぱり誘拐かもしんねーぞ」
「まさか。ウンコして戻るのが恥ずかしいからどこかに隠れてるだけですよ。私にも似た経験がありますから」
「もしそうならいいけど…この学校の生徒を誘拐するのって外だと難しいけど校内だと簡単じゃね?」
言われてみればそうかも知れない。
通学区域が広いこの学校の通学には送迎バスというものがあり、家の前まで迎えが来るという素敵で傲慢なシステムがある。
今朝、我が家の前にも来たからね。
家の前まで送迎してくれるということは登下校の間に誘拐するのは不可能に近い。
日常生活で誘拐するという手もあるが、それはリスクが大きいだろう。