君と私のたんぼ道
そう思えるのは空のおかげ。
空には本当に感謝している。

《キンコーンカンコーン》

朝のチャイムが鳴った。

みんなが一斉に席に着く。

横には空と涼夜、前は優衣。
なんだか落ち着く。

ガラガラガラと音をたて、教室に入って来た担任の沢口先生。

「皆さんおはようございます!」

「おはようございま~す!」

先生の挨拶でみんなが応える。

「もうすぐで、文化祭です!次の学活で何をするのか決めるので、皆さん考えといてくださいね。」

そう言って先生は教室を出た。

先生がいないときのクラスはすごくうるさい。

「文化祭、何がいいと思う~?」

そう行ってきたのは、涼夜。

「前はカフェやったしなぁ。」

前、カフェだったんだ。

「わ、私、トイレに行ってくるね…。」

そう言ってトイレに行った、優衣。

「ど~する?」

空と涼夜の会話を聞いている、私。

…楽しい。

それと真逆に怖い視線がある。

…城下さんだ。


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