君と私のたんぼ道
私たちは30分ぐらい散歩した。

「空。そろそろ帰ろ。」

「え、もう帰るん!?」

すごく悲しそうな顔をした空。
やっぱり犬みたい。

「また今度にしよ。私勉強しなきゃ。」

空ともっと居たくてやまやまだけど勉強がある。

「そっか。じゃあ帰ろっか!」

そして私たちは家に帰った。

「ただいま!」

当たり前のように空も私の家に帰る。
それが嬉しくって。

「あれ、祈~。だれかお客さんがきちょるよ。」

「ほんとだ。」

玄関には見かけない2つの靴があった。
1つは黒光りをしているヒール。
もう1つは革靴。
一体だれのだろう。
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