君と私のたんぼ道
「祈おはよう!」

「おはよう。」

優衣が元気に話してくれる。
優衣は私に昔の過去を教えてくれたときからすごく明るくなった。

きっと本当はこんなに明るくて無邪気な子なんだろう。
でもずっとそんな自分を出せずにいれなかったんだね。
これからはずっとありのままの優衣でいいんだよ。

「あ、祈!1時間目理科の移動教室じゃん!はやく行こ!」

「あ、うん!」

歌を歌いながら理科室に行った。

「ちょっと早かったね。ごめーん。」

「え、全然いいよー。」

やっぱりちょっと早すぎたかも。
人いるかな?
入ってみると、

そこには空。


キスしてる…?


「祈、みちゃダメ!」

優衣が必死に私の目を隠してくれた。
でももう見てしまった。
空が壁側にいて、城下さん…?
空が気づいた。
空はびっくりしてる。

もう無理。

私は走って逃げ出した。
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