君と私のたんぼ道
涙が止まらない。

あれ、おかしいな。
空は好きじゃなかったの?
俺が言う。って言ってくれたじゃん。
え、嘘だったの?

ねぇ、ねぇ空。

空ーー…。

やっぱり私が人を信じちゃいけないんだ。
人を信じちゃみんなが不幸になる。

「ごめんなさいっ…!」

もう忘れよう。
空のこと。

ありがとう。
私に光をくれた人。
私を笑わせてくれた人。
ありがとう。
さようなら。

私は誰も使われていない理科室で泣き崩れた。

私は空と出会えて、空が隣に居てくれて、どんなときにも一番に来てくれて、そんな空が大好きでした。
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