カタオモイ。
「おぉ!!?美玲じゃあ~ん♪」
「あっ!爽也だ。」
再び爽也登場。
爽也は右手を挙げてこっちにやってきた。
「そういえば郁斗に会えた?」
「それがねー…会えないんだよねー」
「はあ?!そこにいんじゃん」
!!??
うそっ!?
爽也が指をさした方を見た。
5~6人くらいの影。
「あの中にいるの?」
「うん。いるじゃん。てかお前ちょっと笑ってるぞ?」
「うそっ?!」
そこであたしは気がついた。
あまりに嬉しくてなぜか笑みがこぼれていたんだ。
「ま。お前、頑張れよ?郁斗には彼女いるけど、そんなの気にしないで突っ走れ!」
「…うん…ありがとう。頑張るね!」
あたしは爽也に笑って返した。
「じゃ、俺行くね。また!」
「うん!ありがとね♪」
あたしは手を振って爽也とわかれた。