カタオモイ。
第三章【現実】
次の日、朝早く起きてしまった。
どうせならこんな悲しいことがあった日の次にはゆっくり寝ていたかった。
目が覚めちゃ考えることはやっぱり郁斗のことばかり。
そして美華との…昨日の出来事…。
だめだ…
朝からボーっとする。。。
もう一回寝ようかな。
あたしはもう一回布団に入った。
そしてやっぱり寝られるわけはなく、目を閉じでも開いても郁斗の事ばっかり。
この日はずっと夜まで上の空だった気がする…
熱が出てきて、結局部活は行けなかったし。
夏休み入ってからの部活だもん。
ちゃんと毎日行きたかったな…
恨むなら、こんなにも郁斗の事が好きになってしまった自分を恨まなきゃ…。