カタオモイ。
あたしはもう既に力が入らなくなって机に寄りかかろうとしていた。
「大丈夫ですかぁ!!??」
やっと看護婦さんが気がついてくれた。
看護婦さん…気づくの…遅い……よ…。
あたしは意識をなくした。
けどすぐに少しずつだけどうっすらと意識が覚めてきていた。
気がつくと車いすの上。
まだ頭はぼーっとしていて目の前も真っ暗。
力は入らないし頭は重いし…
右も左も看護婦さんだらけ…。
必死にあたしを運んでくれているところ。
―――看護婦さんありがとう―――
そして
「はいっ!いきまぁ~す!1・2・3・はいっ!」
あたしは車いすからベッドへ運ばれた。