カタオモイ。

メールの続き…。


あたしは最後に言った『行動が異常なんだけど』って言葉が異様に胸に引っかかった。

よく分からなかったあたしはそのままの気持ちを送った。


「どうゆうこと?」

「わかんないのかよ

友達だからって陸哉君みたいに彼女いないならわかるけど彼女いるし
それなのに渡すとか意味不

しかも友達友達言ってるくせにわ結李使って何かと聞いてきたり
うざい」


さすがのあたしも少しイラッときた。

あたしの悪口ならまだしも結李のことまで…。



それに陸哉に彼女がいないのはサッカーに集中したいからなんだよ?

そんなところで陸哉を出すのは反則。

そんなんじゃ陸哉が可哀そうだよ…。



イラッときてもまだ頑張って冷静を装うあたし。


「はぁ?

そんなん知らないんだけど。

結李が美華になんか聞いてくるの?」


「電話かかってきますけど」


「マジで?

なんて言ってくるの?」


「最初の頃わ
付き合ってるでしょで
2回目わ
盆踊りに郁斗と2人でいたでしょって

かなりムカついたから」




付き合ってるでしょ…?

二人でいたでしょ…?



どういうこと?

これは美華が勘違いしてるの?

あたしが結李に言えって言ってたってことになってるの…?









もうわかんないよ…


美華…





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