カタオモイ。

郁斗と陸哉からのメールを待って2~3時間たった時―――


「おっ!誰かからメールが来た♪」


『気にすんなって=3』


「郁斗だぁー」


最初に「ありがとう。なんかごめんね」って送ったからだ。

その「なんかごめんね」の意味は美華の事を含めて言ったんだけど…。

鈍感だなぁー。



『ホントごめん(。・人・`。)
ありがとう♪

あと美華にも謝っといて=3』


『美華に!?』



美華に…。

なんでかって…?

そりゃ謝りたいからに決まってるジャン。

でも郁斗はそのことを知らない。

それでも美華は彼氏の言うことなら少しは聞くかなと思ったんだ。



『うん…
ははっ』



あたしは笑うしかなかった。


『いいけど…
なんで??』

『うん…
ちょっと…
いろいろと言われちゃってさ…

ははは』

『なにを言われた?』

『いやー
いろいろと…』



何を言われた…?

そんなに気になる?

彼女の言ったことが…?

もうなんか嫌だよ…。





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