カタオモイ。
第四章【遠のく想い】
パチパチパチパチ…
『吹奏楽部の皆さん、ありがとうございましたー!
これから、10分間の休憩に入ります――――』
無事、吹奏楽部の演奏が終わった。
すっごく緊張して2回も立つの忘れたけど…。
幕が下りるのをじっと見てた。
「お疲れ様ぁ~!!
舞台からすぐにおりましょ~。
楽器気をつけてね!!」
『はぁ~い!!』
おわったぁ~!!!
郁斗…見ててくれたかな…?
郁斗に限ってそれはないけど…。
約束覚えててくれてたかな…。
ん?
舞台裏の下へ降りる階段が暗いぞ…??
気をつけて下に降りないと…。
『お疲れー!!!』
同級生の人が声をかけてくれた。
「ありがとう!!」
えっ…と…。
その後ろには…郁斗ぉー!!!?
お前客席の所で聞いてなかったんかい!!
ずっと舞台裏ぁ~!!?
そちらもお疲れ様なこって♪