カタオモイ。
私が言った、たった一言が…
こんなにも最悪に広まるなんて…―――
私は廊下である奴にいきなり蹴られて。
それでイラッっときて祐美菜に
―――『殺意が芽生えた』―――
と言ってしまった…
これが今後を左右させる言葉だったなんて…
私は祐美菜に相談したつもりだったのに。
祐美菜はいいようにそれを利用した。
「美玲があたしに『殺意が芽生えた』って言ってきたんだってぇ。」
コピーのようにみんなに同じ言葉を言ってゆく。。。
郁斗にも。。。