カタオモイ。
当日―――
結李と結李のお姉ちゃんがあたしの家の前まで来てくれた。
実はあたし、紫外線に弱い…。
だから家の前まで迎えに来てくれたんだ。
集合は6時。
あたしは6時になるぎりぎりまでメールをしていたから少し遅れてしまった。
そしてあたしは結李ん家の車に乗り込んだ。
「お願いしま~す!」
結李は必死に合図をしていた。
『前っ!ま~えっ!』
あ~そういうこと。
「お願いしま~す!」
結李のお姉ちゃんは
「おぉ~!結李の姉ですぅ~!」
「あっ!えっと。よろしくお願いします~!」
あたしは助手席に座った。
そして後ろをちらっとみた。
!!?
なんか…変っ!!
違っ!変とかその前に…
切った?かな? 髪の毛がいつもと違う…
「あれ~?結李、前髪切ったぁ?」
「あぁ。うん。切ったぜ!」
「彼氏並の観察力だなぁ~。」
結李のお姉ちゃんがすかさずあたしにつっこみを入れた。
そして会場に進んだ。