カタオモイ。

当日―――


結李と結李のお姉ちゃんがあたしの家の前まで来てくれた。

実はあたし、紫外線に弱い…。

だから家の前まで迎えに来てくれたんだ。

集合は6時。

あたしは6時になるぎりぎりまでメールをしていたから少し遅れてしまった。


そしてあたしは結李ん家の車に乗り込んだ。


「お願いしま~す!」


結李は必死に合図をしていた。


『前っ!ま~えっ!』


あ~そういうこと。

「お願いしま~す!」

結李のお姉ちゃんは


「おぉ~!結李の姉ですぅ~!」


「あっ!えっと。よろしくお願いします~!」


あたしは助手席に座った。

そして後ろをちらっとみた。

!!?

なんか…変っ!!

違っ!変とかその前に…

切った?かな? 髪の毛がいつもと違う…


「あれ~?結李、前髪切ったぁ?」

「あぁ。うん。切ったぜ!」

「彼氏並の観察力だなぁ~。」


結李のお姉ちゃんがすかさずあたしにつっこみを入れた。



そして会場に進んだ。





< 88 / 210 >

この作品をシェア

pagetop