カタオモイ。

悩んだあげく、ようやく分かった…。

あたしって郁斗のこと好きだから…だから美華に申し訳なかったのかもしれない…。

あたしは恋をしている。けど、恋から逃げているんだ…。

難しいかもしれない。けどそれは確かだった。

あたしは本当に郁斗のことが好きで好きで…しょうがないくらい好きで…

でも、あたしはもう告ったりしない。

理由は…


『傷つきたくないから。』


改めて思った。

やっぱりあたしって逃げているんだな…

こんなあたしは嫌い。

みんな言ってくれる。


『アタックしまくっちゃえ☆』

『当たって砕けろ!』

『ポジティブポジティブ!!』


正直、結構心の支えになっています。



―――ありがとう。



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