総長さんとお嬢様
急いで降りると、怖い顔をしたカラフル頭の人達がたくさん居た。
──みんなにらんでる!
怖ッ!
すると、諒がなんだよ?みたいな顔をしてこっちを見てきた。
ん?
ーーーッ!
無意識の内に諒の袖を掴んでいた。
「うぉ!ごめん」
「お前、意外とかわいいことすんだな」
と言ってフッと笑った。
「い、意外とって何よ!意外とって!」
ちょっとひどくない?
私は女子です!
「んあ?そのままの意味だよ」
むぅー。
ま、いっか!