ミラ子の呟き。2014〜
これね、この漫画を知ってる前提で皆さんにお話しますが、何話だったかな。
師匠に破門された助六こと、しんさんが再び高座に上がるべく探して迎えに来てくれた菊さんと小さな落語会を開くんです。
その時の演目【芝浜】
芝浜、ざっくりいうと良い腕をした魚屋の亭主がいるけどどうも飲ん兵衛で真面目に働かない。それでもしっかりものの女房が尻を叩き仕事に出すんですね。
それで亭主、出先の芝浜で大金の入った財布を拾う。これでまた当分酒を好きなだけ飲めると意気揚々と帰ってきたんです。
たらふく飲んでウトウト寝て…それで次に目が覚め女房に拾った財布の話をするとーーー
それ夢じゃないのかい?と女房。
残ったのは散々飲み散らかした後ばかりで。それで懲りて心を入れ替え好きな酒も断ち真面目に働く亭主。元から腕は良いから仕事も徐々に乗ってくるんですね。
で、漸く自分の店を持てるまでに。
そこで漸く女房が言うんです。亭主にね。財布を拾ったのは夢だよといったのは嘘です。真面目に働いて欲しかったからと。
とまぁ、オチは置いといて←置くんや、笑
ざっとこんな話ね。
人情噺です。
落語にはこういった亭主よく出てきます。
でね、私は思ったんです。
なるほど、助六も落語の腕は良いけど酒癖も女癖も師匠達への態度も悪い。
でも落語は上手い。
破門されたけど真面目に心を入れ替えもう一度高座に立とう。そんな決意の現れた芝浜なんです。と、私は思ってます。
この時点では、ね。
が、結果、女房であるみよ吉の為に最後、死ぬ間際に助六は言うんですよ。
もう落語は止めてお前らの為に真面目に働くと。
そう、芝浜の中に出てくるセリフのまんまですよ。
これがねぇ、私的にピンと来なかったんです。
う〜ん。
確かにそうなんです。話の流れ的に芝浜で間違いないと思うけど…でもね。
やっぱりみよ吉にとって助六の落語と言うのはそんなにも嫌だったのかなぁって。
みよ吉はあくまで普通に暮らしたかったのかもだけど、でも落語をやらない助六は酒に走ってそれでみよ吉は愛想尽かせて出てった訳でしょ?
これ、負のループですよね。
このセリフの直後、ちょっとした事故によりみよ吉と助六は死んでしまいます。
もし、これ死ななかったとして助六が落語辞めて普通に働いたとしてみよ吉はそこに収まったかなぁって。
ええ、すいません面倒くさいこと言ってますよね(笑)
だけどさぁ、なんか腑に落ちなかったんですよね。
一層、【子別れ】の方がええんちゃうかなって。
【子別れ】のあらすじはググってね、笑。
同じくだめ亭主出て来るし、こちらは所謂、子は鎹って話ですね。子供が一度は駄目になってしまった夫婦の中を再び取り持つ。
こっちのが分かりやすくてええんちゃうん?
娘である小夏も父親の落語大好きな訳だし。
が、しかし、
そこからまた詰めて考えるとうーん…ってなるんですよね。
やっぱり落語ありきの話やしなぁって。芝浜が妥当なんかなぁ…って。モヤモヤ(笑)
落語心中には他にもたくさんの落語が出てきます。
死神を始め黄金餅、初天神、出来心、明烏に野ざらし!
後、直ぐには出てこないけど他にも色々とあります。
それでも何故にここの演目に私が拘るかと言うとですね。それはこの演目が助六生涯最後の落語になるからです。
この後、死んじゃう訳じゃないですか。
即席でね旅館の座敷で急遽作った高座とは言え真打ち二人が揃っての二人会。
天才肌と言われ破天荒ながらも客の心をギュッと掴んで離さなかった助六最後の演目。
モヤモヤとどこか腑に落ちないまま月日は流れTVアニメの方も最終回を迎え、そしてコミックも最終巻。
ラストの展開にもえーーーっ!ってなったけど無事に終了、完結です。
それでね、つい最近、また思い出した。落語を聞いてたんですよ。明烏ね。これも内容はググりましょう←投げた、笑
それでまた色々と考え出して…芝浜かぁって(笑)
モヤモヤがまた始まった。
そもそもみよ吉は芝浜に出てくる女房とは全く違うからね(笑)
でもやっぱり原作者である雲田はるこさんは死ぬ間際のあのセリフ、言わせたかったのかなぁ。
これ、あくまで私が一人モヤモヤしてるだけですからね。そしてモヤモヤしながらも落語の噺あれこれ考えてる時間が好きだったりします。
もし全く落語とかこの漫画とかに興味ない方でここまで読んでくださった方、すいません。
ありがとうございます。感謝しかないです。私なら読みませんよ(笑)(笑)
随分と勝手な事をタラタラまとまりもなく書きましたけど…これ、まいにち東雲とかだったらビシッとまとめてくれるんやろなぁ。
すんません、私には無理っす(笑)
落語心中、もし今回をきっかけに興味を持たれた方は是非、年明け早々始まる深夜枠アニメをまず見ていただけたらいいかなと思います。是非是非。
師匠に破門された助六こと、しんさんが再び高座に上がるべく探して迎えに来てくれた菊さんと小さな落語会を開くんです。
その時の演目【芝浜】
芝浜、ざっくりいうと良い腕をした魚屋の亭主がいるけどどうも飲ん兵衛で真面目に働かない。それでもしっかりものの女房が尻を叩き仕事に出すんですね。
それで亭主、出先の芝浜で大金の入った財布を拾う。これでまた当分酒を好きなだけ飲めると意気揚々と帰ってきたんです。
たらふく飲んでウトウト寝て…それで次に目が覚め女房に拾った財布の話をするとーーー
それ夢じゃないのかい?と女房。
残ったのは散々飲み散らかした後ばかりで。それで懲りて心を入れ替え好きな酒も断ち真面目に働く亭主。元から腕は良いから仕事も徐々に乗ってくるんですね。
で、漸く自分の店を持てるまでに。
そこで漸く女房が言うんです。亭主にね。財布を拾ったのは夢だよといったのは嘘です。真面目に働いて欲しかったからと。
とまぁ、オチは置いといて←置くんや、笑
ざっとこんな話ね。
人情噺です。
落語にはこういった亭主よく出てきます。
でね、私は思ったんです。
なるほど、助六も落語の腕は良いけど酒癖も女癖も師匠達への態度も悪い。
でも落語は上手い。
破門されたけど真面目に心を入れ替えもう一度高座に立とう。そんな決意の現れた芝浜なんです。と、私は思ってます。
この時点では、ね。
が、結果、女房であるみよ吉の為に最後、死ぬ間際に助六は言うんですよ。
もう落語は止めてお前らの為に真面目に働くと。
そう、芝浜の中に出てくるセリフのまんまですよ。
これがねぇ、私的にピンと来なかったんです。
う〜ん。
確かにそうなんです。話の流れ的に芝浜で間違いないと思うけど…でもね。
やっぱりみよ吉にとって助六の落語と言うのはそんなにも嫌だったのかなぁって。
みよ吉はあくまで普通に暮らしたかったのかもだけど、でも落語をやらない助六は酒に走ってそれでみよ吉は愛想尽かせて出てった訳でしょ?
これ、負のループですよね。
このセリフの直後、ちょっとした事故によりみよ吉と助六は死んでしまいます。
もし、これ死ななかったとして助六が落語辞めて普通に働いたとしてみよ吉はそこに収まったかなぁって。
ええ、すいません面倒くさいこと言ってますよね(笑)
だけどさぁ、なんか腑に落ちなかったんですよね。
一層、【子別れ】の方がええんちゃうかなって。
【子別れ】のあらすじはググってね、笑。
同じくだめ亭主出て来るし、こちらは所謂、子は鎹って話ですね。子供が一度は駄目になってしまった夫婦の中を再び取り持つ。
こっちのが分かりやすくてええんちゃうん?
娘である小夏も父親の落語大好きな訳だし。
が、しかし、
そこからまた詰めて考えるとうーん…ってなるんですよね。
やっぱり落語ありきの話やしなぁって。芝浜が妥当なんかなぁ…って。モヤモヤ(笑)
落語心中には他にもたくさんの落語が出てきます。
死神を始め黄金餅、初天神、出来心、明烏に野ざらし!
後、直ぐには出てこないけど他にも色々とあります。
それでも何故にここの演目に私が拘るかと言うとですね。それはこの演目が助六生涯最後の落語になるからです。
この後、死んじゃう訳じゃないですか。
即席でね旅館の座敷で急遽作った高座とは言え真打ち二人が揃っての二人会。
天才肌と言われ破天荒ながらも客の心をギュッと掴んで離さなかった助六最後の演目。
モヤモヤとどこか腑に落ちないまま月日は流れTVアニメの方も最終回を迎え、そしてコミックも最終巻。
ラストの展開にもえーーーっ!ってなったけど無事に終了、完結です。
それでね、つい最近、また思い出した。落語を聞いてたんですよ。明烏ね。これも内容はググりましょう←投げた、笑
それでまた色々と考え出して…芝浜かぁって(笑)
モヤモヤがまた始まった。
そもそもみよ吉は芝浜に出てくる女房とは全く違うからね(笑)
でもやっぱり原作者である雲田はるこさんは死ぬ間際のあのセリフ、言わせたかったのかなぁ。
これ、あくまで私が一人モヤモヤしてるだけですからね。そしてモヤモヤしながらも落語の噺あれこれ考えてる時間が好きだったりします。
もし全く落語とかこの漫画とかに興味ない方でここまで読んでくださった方、すいません。
ありがとうございます。感謝しかないです。私なら読みませんよ(笑)(笑)
随分と勝手な事をタラタラまとまりもなく書きましたけど…これ、まいにち東雲とかだったらビシッとまとめてくれるんやろなぁ。
すんません、私には無理っす(笑)
落語心中、もし今回をきっかけに興味を持たれた方は是非、年明け早々始まる深夜枠アニメをまず見ていただけたらいいかなと思います。是非是非。