うしろから、そっと
机の上に置いた腕の上から、田中の方を見る。
折り曲げたスカートの上に見える肌は、白くて綺麗だ。
今日は少し暑いからか、ほんのり汗ばんで肌がきらきら光っている。
この肌に触れてみたい、俺だけの物にしたい。
そう思うけど告白することもできない。
仲も良くないし、告ってもフられるのわかってるから。
眺めることしかできない、もどかしいこの気持ちをどうすることもできないまま、今日の6時間の授業も残り10分を切った。
先生の話もつまらないし、本当に寝ることにした。