弟の恋愛事情!
「あーもう遥、うるさいんだけど。」
叫んだ私に、たいちゃんは耳を塞ぎながら言った。
え…
いや、だってこれ…
「たったったーいちゃんんん?これ…なぁに?」
あまりに動揺しすぎて、自分でも何言ってるかわかんないけど、私はその年賀状をたいちゃんに渡して言った。
たいちゃんは「何がだよ。」って顔して年賀状を受け取った。
そして年賀状の宛名を見た瞬間、たいちゃんの顔は茹でたタコみたいに赤くなった。