あなただけ‥
「よくできました。」


爽やかな笑顔で言った。

(う‥さっきの笑顔は反則だよ~‥)


ぐいっ!


「ほぇ?」


私は先輩の腕の中にすっぽりおさまっている。


「んな顔すんな‥」


そんな顔ってどんな顔よ‥


顔が赤い。
涙がたまっている瞳。

こんな状態です。


じっと先輩の顔を見ていたら。


「あんまこっちみんな‥」


余裕のないこえで顔を赤らめて言った。


「先輩‥」

「何?」

「大好きです‥」

「わかってるよ‥」

「本当に私なんかでいいんですか‥?」

「何回言わせんだよ‥」

「すいません‥」

「ハァ‥俺はお前が好きなんだよ。誰がなんと言おうとお前が好きだ」

「先輩‥」


先輩はそっと私を腕から離した。


「行こっか」

「はい」


こうして私達の恋愛が始まった。


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