双華の香
美女の欄菊
「る…はる…!…小春っ!!!」
「きゃわぁっ!!」
すごい勢いで飛び起きて周りを見渡すと、すぐ近くに怪訝そうな顔
「てめぇ…いつまで寝てやがるんだ」
「…なぁーんだ、みっちゃんかぁー」
その顔を見て、肩を落とす
「なぁーんだって何だこら」
「もーせっっかく良い夢見てたのにー!
…みっちゃんのせいで台無しだよぉ…」
「てめぇ…黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって…!」
大きな声で何やらぶつぶつ言ってるみっちゃんは放っておいて、
わたしは番頭さんのところへ向かった