双華の香





「暁、貴様このわたしの命を狙っているのか?」



「毎度そのつもりなんすけどねぇ


そこの風切さんにいつも阻止されちゃって」



「黙れ、暁」


「おぉー恐っ」



わざと脅えてみせるやつに
風切は舌打ちをした



「ふん、風切はそんなに甘くない

暁よ、そんなにこのわたしが憎いか?」




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